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松本市でインプラント治療を検討中の方へ:持病があって薬を飲んでいるけど大丈夫?高齢者でも可能なインプラント治療
松本市でインプラント治療を検討されている方の中には、「持病があるけどインプラントはできるの?」「高齢者でも大丈夫かな…🤔」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、持病があってお薬を飲んでいる方やご高齢の方でも、多くの場合インプラント治療は可能です😊。ただし、病気の種類やコントロール状態によっては注意や事前準備が必要になります。
本記事では、中高年〜高齢の患者様やそのご家族に向けて、持病をお持ちの方のインプラント治療について詳しく解説します。松本市近郊でインプラント治療を検討中の方はぜひ参考になさってください✨ 糖尿病や高血圧、心臓病、骨粗しょう症など代表的なケースごとにポイントを説明し、患者様の不安を和らげられるよう丁寧にお話しします。
そもそもインプラント治療とは?🦷
インプラント治療は、歯を失った部分にチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を装着する治療法です。
・見た目が自然
・しっかり噛める
・隣の歯に負担をかけない
・骨が痩せにくい
というメリットがあり、生活の質(QOL)を大きく向上させる治療として支持されています。
持病があってもインプラント治療は可能?💭
「持病があるけどインプラント治療は受けられるの?」という疑問はよく寄せられます。確かにインプラント手術は外科処置の一種ですので、全身の健康状態が気になりますよね💦。基本的には、持病があってもそれがきちんとコントロールされていればインプラント手術は可能です。実際、現在インプラント治療を受けている患者様の多くは何らかの生活習慣病や持病を抱えています。
重要なのは、事前に歯科医師へ持病や服用薬を正直に伝えることです。例えば糖尿病や高血圧などは、普段から内科で治療中であればその旨をきちんと申告しましょう。歯科と内科で情報を共有し、必要に応じて主治医と連携(対診)しながら安全に進めることが大切です🤝。歯科医師は事前検査(血液検査や血圧測定など)で全身状態を確認し、患者様一人ひとりに合った手術計画を立てます。
もちろん、持病の状態が非常に不安定な場合はリスクを考慮してインプラント以外の治療法(入れ歯やブリッジ)を提案されることもあります⚠️。例えば「ここ数ヶ月で血糖値が急上昇している」「心不全の症状が悪化している」といったケースでは、まず全身の治療優先です。大切なのは無理をせず、安全第一で判断することです。それでは具体的な病気ごとにポイントを見ていきましょう👀。
糖尿病の方のインプラント治療 💉
糖尿病をお持ちの方の場合、インプラント手術に際してもっとも大切なのは血糖値のコントロールです。血糖値が高いままだと、傷の治りが遅くなったり感染を起こしやすくなったりするため、インプラントの成功率にも影響します😥。目安としては、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の値がおおよそ7%未満、空腹時血糖が130〜140mg/dL以下程度にコントロールされているのが望ましいとされています。例えば日本口腔インプラント学会のガイドラインでも「空腹時血糖値が140mg/dL以下、HbA1cが6.9%未満」であればインプラント手術を行える目安になるとされています。要するに、しっかり血糖コントロールができていれば糖尿病があってもインプラント手術は十分可能なのです👍。
逆に、血糖コントロール不良(例えばHbA1cが8%以上など)の場合は注意が必要です⚠️。血糖値が高い状態で手術を行うと、術後に傷口が感染したり、インプラントと骨がうまく結合しないなど合併症を起こしやすくなります。また全身の抵抗力も落ちていますので術後の治癒遅延リスクが高まるのです。ですから、糖尿病の患者様にはまず内科の主治医と相談し、必要ならお薬の調整や生活習慣の見直しによって目標値まで血糖を下げてから手術に臨むようお願いしています。
高血圧・心臓病の方のインプラント治療
高血圧症や心臓病(心疾患)をお持ちの方の場合も、状態が安定していれば基本的にインプラント手術は可能です😊。高血圧や狭心症、不整脈などの疾患は高齢の方に多いため、当院でも該当する患者様がよくいらっしゃいます。ポイントは、手術中に血圧や心拍を安定させることと、日常的に内服しているお薬の管理です。
まず高血圧に関しては、普段から降圧薬で血圧コントロールができているかが重要です。目安としては、手術当日に血圧が上は160~170mmHg未満、下が100mmHg未満程度に保たれていることが望ましいでしょう。極端に血圧が高い状態で無理に手術を行うと、手術中のストレスで脳出血や心臓発作のリスクが高まる可能性があります⚠️。緊張や痛みで一時的に血圧が上がってしまう方もいますが、歯科医院では血圧計や心電計を用いて常時モニタリングを行い、安全な範囲内に保つよう努めます。
心臓病については、具体的な病状によって対応が異なります。例えば狭心症や不整脈でお薬を飲んでいる方は、事前に循環器内科の主治医と対診を行い、手術に支障がないか確認します。心電図や脈拍を監視しながらインプラント手術を進めれば、多くの場合問題なく治療ができます。過去に心筋梗塞を起こした方でも、発症後半年以上経過し状態が落ち着いていれば治療可能と判断されるケースがほとんどです。
血液をサラサラにする薬を服用中の方のインプラント治療 💊
高齢の方では、血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を飲んでいるという方も多いでしょう。代表的なお薬にワーファリン(抗凝固薬)やバイアスピリンなどの抗血小板薬、最近ではDOAC(直接経口抗凝固薬)と呼ばれる新しい血液サラサラ薬もあります。これらのお薬を服用していると「手術で出血が止まらなくなるのでは?」と心配になりますよね😰。
結論からいうと、血液サラサラ薬を服用中でもインプラント手術は可能な場合がほとんどです。現在の医科・歯科の方針では、軽微な歯科手術(抜歯やインプラント埋入など)の際に抗血栓薬を無理に中止しないことが推奨されています。なぜなら、薬を自己判断で止めてしまうと脳梗塞や心筋梗塞など重篤な血栓症を起こすリスクが高まるからです⚠️。実際、一本の歯を抜く程度の出血であれば、たとえ血液が固まりにくい状態でもガーゼ圧迫や止血剤の使用で十分止血可能であることが多いのです。
当院でも、抗血栓薬を服用中の患者様のインプラント手術を行う際は、事前に血液検査で血液の固まり具合(凝固能)を確認したり、主治医に現在の投薬内容を問い合わせたりして万全の準備をします📋。ワーファリンを飲んでいる方の場合はINR値(血液が固まる指標)が安全圏内かをチェックし、必要であれば内科医の指示で投薬量を調整してもらうこともあります。バイアスピリン(低用量アスピリン)などの抗血小板薬は通常休薬せず継続したまま手術を行います。DOACについても種類によりますが、多くは直前の服用タイミングを調整する程度で対応可能です。いずれにしても、患者様ご自身の判断で薬を中断するのは避け、歯科医師と主治医の指示に従ってくださいね。
術後は通常よりも長めに傷口を圧迫したり、出血が少し長引く場合もあります。しかし、ほとんどのケースでは問題なく止血できます👌。
骨粗しょう症の薬を服用中の方のインプラント治療 🦴
骨粗しょう症でお薬を飲んでいる方も増えてきました。特にビスフォスフォネート製剤(フォサマックやボナロン等)やデノスマブ(プラリア等)といった薬剤を長期間服用している場合、顎骨壊死(がっこつえし)という副作用リスクに注意が必要です⚠️。顎骨壊死とは、あごの骨の治りが極端に悪くなり、骨が露出してしまう重篤な状態です。抜歯やインプラント手術が引き金となることがあり、特にこれらの薬を静脈注射や皮下注射で投与している患者様ではリスクが高まります。
では、骨粗しょう症の薬を飲んでいるとインプラントはできないのでしょうか?実際には、多くの場合で骨粗しょう症の薬を服用中でもインプラント治療は可能です🙂。
ただし、服用している薬の種類や期間によって対応が変わります。一般的な経口薬(飲み薬)のビスフォスフォネートを4〜5年未満使用している程度であれば、過度に心配する必要はないとされています。2023年の最新ガイドラインでも、歯科治療前の予防的な休薬は基本的に不要と報告されています。つまり、勝手に薬を中断するより、きちんと飲み続けながら歯科と内科で連携して治療を進めるほうが安全だという考え方です💡。
一方で、静脈注射や皮下注射による骨粗鬆症治療薬を使用中の方や5年以上継続して服用している方では慎重な判断が求められます。注射製剤で治療中のケースではインプラント治療自体を避けた方が良い場合があります。このような方には、残念ながらインプラント以外の代替治療(入れ歯など)を提案することもあります。
大事なのは、骨粗しょう症の薬を服用している場合は必ず事前に歯科医師へ申告することです。薬名や服用年数を伝えていただければ、必要に応じて主治医と相談し、最適な治療計画を立てます。リスクがゼロではない以上、手術の際は抗生剤を予防的に投与したり、経過観察を通常以上に丁寧に行ったりして対策を講じます。実際には多くの骨粗しょう症患者様がインプラントを受けられ、しっかり噛めるようになっていますので、過度に心配しすぎずまずはご相談ください😊。
高齢者のインプラント治療について 👴👵
「高齢なのでインプラントは難しいのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。しかし、インプラント治療に明確な年齢制限はありません✨。実際、70代・80代の患者様でもインプラント手術を受けて元気に過ごされている方は大勢います。大切なのは年齢よりも全身の健康状態と顎の骨の状態です。ご高齢でも持病が安定していて、顎の骨に十分な厚みと強さがあれば、インプラントは十分に可能です。
むしろ高齢の方ほど、失った歯を補うことで得られるメリットは大きいです。入れ歯が合わず固いものが食べられなかった方が、インプラントによっておせんべいやお肉も美味しく噛めるようになった🍖というお話は珍しくありません。食事をしっかり楽しめるようになると栄養状態が改善し、全身の健康維持にもつながります。また、しっかり噛めることで脳への刺激が増え、認知症予防につながる可能性も指摘されています。
もちろん、高齢の方では若年者より治癒に時間がかかったり、骨の量が少なくて骨造成(骨を増やす処置)が必要になったりするケースもあります。また、ひざが悪く長時間の診療が難しい場合は短時間で済むよう手術計画を工夫するといった配慮も行います🤗。当院ではご高齢の患者様にも安心して治療を受けていただけるよう、体に負担の少ないインプラント手術システムや、サポートも行っています。
FAQ(よくある質問)❓
Q. 血圧が薬でコントロールできていれば問題ありませんか?
A. はい。140/90以下にコントロールされていれば大きな問題はありません。
当日体調が悪いときは、無理せず延期することもあります。
Q. 糖尿病があってもインプラントはできますか?
A. 血糖値が安定していれば治療可能です。HbA1cが7.0未満が目安とされています。
Q. 骨粗鬆症の薬を飲んでいても大丈夫?
A. 薬の種類によります。内服薬は比較的安全ですが、点滴薬(ゾメタなど)は慎重な判断が必要です。
Q. 服薬内容はどのように伝えればいいですか?
A. お薬手帳をお持ちいただくと確実です。市販薬やサプリメントも含めてご申告ください。
まとめ 😊✨
持病がある中高年・高齢者の方でも、インプラント治療をあきらめる必要はありません。糖尿病や高血圧などを抱えていても、しっかりコントロールされた状態であれば安全に手術を行えますし、多くの患者様がインプラントによって噛む喜びを取り戻しています🎵。大切なのは、歯科と内科の連携のもとで万全の準備をすることと、術後も含めて全身の健康管理に努めることです。私たち歯科医療者も、安全第一に細心の注意を払いながら治療を進めます。
松本市の当院でも、高齢の患者様や持病をお持ちの患者様からのご相談を日々承っています。患者様一人ひとりの体調やお気持ちに寄り添い、ご家族とも協力しながら無理のない治療計画をご提案いたしますので、どうぞ安心してご相談ください😊。持病があっても「インプラントでしっかり噛めるようになりたい」という前向きなお気持ちをぜひサポートさせていただければ幸いです🌈。
🏥 平沼歯科医院|松本市のインプラント