口臭が気になる方へ、歯石が及ぼすお口への影響とは!?|松本市で一般歯科からインプラント治療を受けるなら医療法人 平沼歯科医院

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口臭が気になる方へ、歯石が及ぼすお口への影響とは!?|松本市で一般歯科からインプラント治療を受けるなら医療法人 平沼歯科医院

こんにちは!松本市の歯医者、平沼歯科医院の副院長平沼です。

口臭が気になっている方で歯石という言葉は一度聞いた、もしくはTVやYouTubeなどでみたことがある方は多いのではないのでしょうか?

本記事ではなぜ歯石ができるのか?や、お口に及ぼす影響、予防法まで紹介します。

皆様に少しでもためになれば幸いです。

歯石はなんでできるの?

歯石とは、歯の表面や歯茎の間に形成される沈着物です。一般的には歯垢(プラーク)が硬化したものを指します。

一方でよく歯と歯の間に白くたまりやすい歯垢は、食べ物のカスや口内の細菌が絡み合い、歯の表面に付着する粘性のある物質です。

この歯垢を放置してしまうと歯石となり口臭はもちろん歯周病や口腔内の病気や症状につながってしまいます。

歯石は、歯と歯茎の間に形成されることで、細菌にとって居心地がよく、炎症を引き起こしてしまいます。この状態が続くと、歯肉炎や歯周病へと進行します。歯周病は、歯茎が腫れ、出血しやすくなるだけでなく、歯槽骨が溶けて歯がぐらつく原因になります。最悪の場合、歯が抜け落ちるなんてこともあります。

歯石が形成される速度や量は、個々の唾液の成分や口腔内の衛生状態、食生活などにより異なります。

例えば、唾液が多く、ミネラルの濃度が高い人ほど歯石が付きやすい傾向があります。

逆に、きちんとブラッシングができている人や、フッ化物を含む歯磨き粉を使用している人は、歯石の形成をある程度抑えることができます。

歯石の種類と特徴

歯石には主に二つの種類があります。歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)と歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)です。

  1. 歯肉縁上歯石

   歯肉縁上歯石は、歯と歯茎の境目の上に形成される歯石です。比較的見つけやすく、歯の表面に黄白色や茶色の硬い層として現れます。このタイプの歯石は、食事や飲み物の色素、タバコのヤニなどが沈着することもあり、色がつくことがあります。

  1. 歯肉縁下歯石

   歯肉縁下歯石は、歯茎の下、歯と歯茎の間に形成される歯石です。肉眼では見えにくく、歯科医院での検査で初めて発見されることが多いです。歯肉縁下歯石は、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間の隙間に溜まり、歯周病の主要な原因となります。こちらは色が暗く、黒っぽい色をしていることが多いです。

歯石を放置するとどうなるの?

歯石自体は痛みを伴うものではありませんが、その存在がさまざまな口腔内のトラブルを引き起こす原因となります。以下は、歯石がもたらす主な問題です。

  1. 歯周病の原因

歯石が付着すると、その表面に細菌が増殖しやすくなります。特に歯肉縁下歯石は歯周ポケット内で細菌が繁殖し、歯茎に炎症を引き起こします。これが進行すると、歯茎が赤く腫れ、出血する歯肉炎を引き起こします。さらに悪化すると、歯を支える骨や組織が破壊される歯周病へと進行します。歯周病は、進行すると歯がぐらつき、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。

  1. 口臭の原因

歯石は細菌の温床となりやすく、これらの細菌が発生させるガスが口臭の原因となります。特に歯肉縁下歯石が原因の場合、深刻な口臭を引き起こすことがあります。また、歯周病が進行すると、膿が出ることがあり、この膿も強い口臭の原因となります。

  1. 虫歯のリスク増加

歯石が歯の表面を覆うことで、歯磨きによる清掃が不十分になりやすく、食べ物のカスや細菌が溜まりやすくなります。これが虫歯のリスクを高める要因となります。また、歯石そのものが硬いため、歯ブラシでの除去が困難で、さらに歯石の下にある歯が虫歯になることもあります。

歯石はどうやったら予防できるの?

歯石の予防は、日々の口腔ケアが最も効果的です。以下のポイントを押さえて、歯石の形成を抑えましょう。

  1. 正しいブラッシング

日々の歯磨きが歯石予防の基本です。少なくとも朝と夜の1日2回、2分以上かけて丁寧に磨きましょう。特に歯と歯茎の境目を意識してブラッシングすることが大切です。また、歯垢が溜まりやすい奥歯や歯の裏側もしっかりと磨きましょう。

  1. デンタルフロスや歯間ブラシの使用

ブラッシングだけでは歯と歯の間に溜まった歯垢を完全に除去することはできません。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間や歯茎との境目の清掃を行うことが歯石予防に非常に効果的です。

  1. 定期的な歯科検診とクリーニング

自宅でのケアだけでは完全に歯石の形成を防ぐことは難しいため、定期的に歯科医院での検診とクリーニングを受けることが推奨されます。歯科医や歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングは、歯石を効果的に除去し、歯周病の予防にも役立ちます。

  1. 食生活の改善

砂糖や酸性の食べ物を控え、バランスの取れた食生活を心がけることも歯石の予防につながります。特に野菜や果物などの繊維質が多い食品は、噛むことで自然と歯の表面を清掃し、唾液の分泌を促進するため、歯石の形成を抑える効果があります。

  1. フッ素の活用

フッ素は歯の再石灰化を促進し、歯垢の形成を抑える効果があります。フッ素入りの歯磨き粉や洗口液を使用することで、歯石の予防が期待できます。また、フッ素塗布を歯科医院で受けることも有効です。

 

歯石が付いてしまった場合の対処法ってあるの?

もし歯石が付いてしまった場合、歯磨きで除去することは不可能です。この場合、歯科医院でのスケーリング(歯石除去)が必要です。スケーリングは、専門の器具を使用して歯石を機械的に除去する方法です。軽度の歯石ならば、痛みを感じることは少ないですが、歯石が多く付着している場合や歯肉縁下歯石の除去では、多少の不快感を伴うことがあります。

また、歯石の除去後は、再び歯石が付かないように、しっかりとした口腔ケアを心がけることが大切です。歯科医から適切な歯磨き方法やフロスの使い方を教わり、日々のケアに取り入れることで、健康な歯と歯茎を維持することができます。

歯石は、日々の口腔ケアを怠ることで形成され、放置するとさまざまな口腔内トラブルの原因となります。特に歯周病のリスクを高めるため、歯石の予防と早期発見が大事になります。

口臭や歯のぐらつき、最近歯が滲みやすくなったなど、小さな症状を放置せずまずはお気軽に相談だけでもよろしいので当院へお越しください。

精一杯みなさまのお悩みを解決すべくサポートさせていただきます。

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